土地活用をする方法の1つとして、コンビニ経営を検討している方もいるかもしれません。
そもそもコンビニ経営とはどんなものなのか知らない方も多いでしょう。
今回は、コンビニ経営とはどんなものか向いている土地の条件や、土地活用としてのメリット・デメリットをご紹介します。
土地活用としてのコンビニ経営とは？
コンビニ経営とは、コンビニ業者と共同でコンビニの経営をおこなう土地活用方法の1つです。
コンビニは、需要も高く地域に欠かせない施設のため、収益性や安定性が駐車場経営などほかの土地活用方法とくらべ、優れていると言われています。
コンビニの経営方式は大きく3つあります。
●土地のオーナーが建物を建築し一棟貸しをおこなう建物建築方式
●コンビニが建物資金を融資して返済していく建設協力金方式
●借地契約に期限がある事業用定期借地方式
もっとも一般的と言われているのが建物建築方式で、事業用定期借地方式もコンビニ経営では多い経営方式のようです。
建設協力金方式は、土地の立地条件が良い場合に選ばれる方式となっています。
土地活用としてコンビニ経営に向いている土地の条件
コンビニ経営に向いている土地の条件は大きく3つあります。
1つ目は、車で来店しやすい土地です。
多方向から来店できる角地・交差点・渋滞が少ない・中央分離帯がない道路など、車どおりが多ければ有力的な出店推奨地になっています。
2つ目は、人どおりが多い土地です。
公共施設・ビジネスホテル・団地・教育施設など、常に多くの人どおりがあれば、何かのついでにちょっとした買い物に訪れる利用者も見込めます。
3つ目は、ある程度の面積がある土地です。
ほとんどのコンビニには駐車場があり、一般的な面積としては1,000㎡～2,000㎡ほどあると良いとされています。
また、車どおりが多く、とくに大型車の往来が多い土地であれば、大型車も駐車できる駐車場スペースを確保できるのが理想です。
土地活用としてコンビニ経営を選ぶメリット・デメリット
土地活用としてコンビニ経営を選ぶメリットとしては、うまくいけば収益性が高く長期的な収入が期待できる点です。
アパートやマンションなどを経営するよりも、1.5～2倍程度の収入が見込める可能性があります。
ただし、コンビニ経営のデメリットも知っておかなくてはいけません。
コンビニ経営の最大のデメリットは、撤退リスクが高い点です。
コンビニは近隣に競合店が建つ場合も多く、競争の激しさが撤退の理由として多いパターンでもあります。
また、一度コンビニが撤退してしまうと後継として別のコンビニが入るケースは少なく、仮に入ったとして家賃が半分以下になってしまう可能性があります。
まとめ
今回は、コンビニ経営とはどんなものか、向いている土地の条件などをご紹介しました。
経営方式はさまざまですが、車や人どおりが多く面積が広い土地は、コンビニ経営に向いていると言えます。
収益性が高く、うまくいけば長期収入も見込めますが、撤退リスクがある点も覚えておきましょう。
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