不動産投資の情報を集めていると利回りという言葉を目にすることも多いでしょう。
これは投資先を選ぶ際や、投資計画を立てる際に使用する重要な数値なので、投資をする方は相場や計算方法をしっかり理解しておく必要があります。
この記事では、これから不動産投資をする方でもわかるように解説していくのでぜひ参考にしてください。
不動産投資をおこなううえで重要な利回りとは
利回りとは、投資した金額に対してのリターンの割合を表したものになります。
普段から私たちがチラシや情報サイトでよく目にしている数値は、表面利回りというもので、利益から諸費用や税金などを引かずに計算した簡易的な数値です。
この数値は表面的な数値になるので、投資をおこなうときはより正確に利益がわかる実質利回りを見るようにしましょう。
実質とは、利益から諸費用や税金などを引いて計算した正確な利益という意味です。
これらは、不動産投資をするうえで基本的なことになるのでしっかり覚えるようにしたいです。
利回りの平均相場について
さまざまな条件によって大きく異なるため一概にはいえませんが、目安としては、都内の建物であれば3%前後で、地方であれば6~7%前後が理想とされています。
詳しく調べていくには建物や地域ごとにみていく必要があるのでそれぞれ解説していきます。
建物による平均相場の差
建物で見た場合、新築より中古物件のほうが高い傾向にあります。
新築の場合はローンの返済などがあるため、その分が利益から引かれて利益率が下がってしまうのです。
では、中古物件がオススメかというと、そう簡単なものではありません。
中古物件は老朽化による建物の破損などが出てくるため修繕費用などのリスクを抱えてしまうのです。
そのため、物件を選ぶ際はこういった点も考慮する必要があります。
地域による平均相場の差
比較的地方のほうが高い傾向にありますが、そこだけをみて投資先を選ぶと失敗してしますので注意が必要です。
都内は物価が高いため必然的に低くなっていますが、その代わりに需要が多く人も常に入ってくる状態なので空室リスクを抑えつつ運用することができます。
その一方で地方は、平均相場こそ高いものの、空室リスクを抱えるのでそういった点も考えて選ぶ必要があります。
利回りの計算方法について
不動産投資で重要なのは実質利回りなのでその計算方法をご紹介します。
式は、実質利回り=(不動産投資の年間収入-諸費用)÷購入価格×100というようになります。
基本的にはこの式だけ覚えておけば充分です。